キッチンの決まり事


キッチングッズや食材は少数に絞り、
いろいろな料理の挑戦はせず、
外食で済ませる料理を決めています。

基本的に私以外は和食・菜食傾向で、薄味が好き。
夫の母方の家系がそうです。
そのおかげもあり、台所仕事はシンプルです。


外食に任せる料理

例えば、揚げ物は外食かお惣菜。
(お弁当用の小さな揚げ物はします)
天ぷらは食べに行った方が美味しいし
トンカツ定食もやっぱり専門店の方が満足します。

揚げ物をしない事で、油の処理や油ギトギトの洗い物、油はねだらけのキッチンの掃除がありません。
お弁当の揚げ物くらいなら、小さな鍋にひたひたの油、百均で買ったアルミ製ガードを立てたら、そう後の掃除も大変ではありません。程よい油分で逆にコンロが綺麗になる利点があるくらい。(油の汚れは油で落ちやすくなるから)

そして油物料理はほとんどしないので、ダスキンの換気扇ガードの交換は毎月見送りしてもらっています。


作らない料理は…

揚げ物全般
ハンバーグ
うどんや蕎麦
普通のカレー
焼肉やお好み焼きのホットプレート料理
本格的なお菓子作り
魚はさばかない…など。


こうやって作らない料理を決めると、キッチンがスッキリします。


使わない機能は徹底して使わない

コンロについているグリルを使いません。
引出し式のグリルは、位置も中途半端で、魚の焼き加減が常に気になり、つきっきりの中腰体勢、後の掃除もかなり大変です。

そして焼き魚は、フライパンとシートを使えばコンロより上手に焼けます。でも、焼き魚や煮付けは、プロには敵わないので、お店で堪能する事が多いです。家では魚となればムニエルや鍋が多いです。もし焼き魚を日常的にとなれば、専用のロースターを買うでしょう。

マンションの改装ではグリルを付けませんでした。使っていなくてもたまの掃除は必要だし、なかなか複雑な構造でスッキリ掃除もできません。しかも収納スペースにもならないので、私にとってはかなりイライラする存在です。
でも、グリル無しコンロを探したら選択肢がほとんど無かったのでした。付けない家は非常識なの?と言われている気分になりました。


普通なら一家に一台のホットプレートや電子レンジも使わないので、それに関わる掃除が私にはありません。


調味料は厳選する

調味料はシンプルにして、複合調味料は滅多に買わないようにしています。
ワサビや生姜のチューブ系も買わないようになって久しいです。
冷蔵庫の中が調味料の不用品置き場だと、冷蔵庫の綺麗が保てず定期的な大掃除が必要になります。


キッチンカウンターに置くものが
なかなか決まりません
私以外の人も使う物を置きたい場所
あまり盛り込みすぎると見つけにくいようで
ひとつ棚を片付けようかと考え中です
自分のためだけに収納すると
ワンオペは仕方なくなる


調味料は制御不能に陥りやすい

今回、夫の実家と別宅に残された調味料の処分で大変な思いをしました…
めんつゆ(開封した特用など何本も!)やいろんな味の醤油、ドレッシングや調味タレ、佃煮系、自家製調味料も冷蔵庫にいっぱい…

液体は排水に流したくないので、普段からティッシュを使うとナイロン袋に集め、掃除が終わったシート、お店で出てくる紙おしぼり(大量にあり全部乾いてました)など、吸水させて捨てるのですが…かなりの月日を要しました。そして実家はまだまだあります。



私のやらない家事の一つ、自家製調味料を作ることです。ニンニク醤油やネギ油など。保存食も梅干し以外、誘惑に負けて作らないようにしています。
夏にだけ、醤油と米飴を合わせた「めんつゆの素」を作りますが、これは米飴を溶かすのに時間がけっこう掛かるからです。
昔は塩麹を仕込んでいました。市販されるようになったので作るのをやめました。
必要な物は作るけど、興味で作ることはしません。
流行りの手作り調味料はきっと誰かから届くはず…(塩レモンとか)



家事は引き算の繰り返しで0に近付ける

私の家事はかなり省かれていますが、生活するにあたりあまり困っていません。専業主婦ですが、毎日のルーティン家事はありませんし、一般主婦の1割程度しか家事をしてきていないと思います。(が、自分以外の家事や片付けはかなりやっているのでプラマイ0でしょうか…)

私は、自分のためもあって家を片付けるのだと思います。

妻だけ母親だけ、
家事が残っているから遊びに行かない。
せめて家事が終わってからにしようでは、
特に子供は不満です。

だからうちでは、みんなで遊ぶために、
夫も家事を手伝ってくれます。

私以外の人が気持ちよく家事ができるように、無駄を探して潰していくこと、私の一番の仕事かもしれません。


お母さんが人間だって気が付いたのいつですか?



Instagramで流れていた言葉。

お母さんは人間ではなく、
お母さんであり妻であり嫁であり…

他の人間、子供や夫は、人間の権利があるけれど
お母さんには、義務しかない。
それが世間一般的な日本の家族です。

こんな私でもたまに「私の人間の権利って忘れられている?」と、思う事があるので、他のお母さんは、かなり人間である事を放棄させられているのではないでしょうか。


この言葉にハッと気付かされた…お母さんも人間なんだと今更気が付きました…とのコメントがたくさんありました。


私もひとりの主婦で妻で嫁で母です。
ずっと機械的には努力はしてきたけれど、もっと心や考えを改めなければ、人間の尊厳は維持できないと、40代で思い知りました。女性の根深い問題ですね。

でも「こうあるべき」に屈しなければ、簡単に自分の尊厳は守られると思います。「こうあるべき」は自分以外の誰かには大変都合の良い言葉です。また「こうあるべき」は自分を縛る言葉です。「こうあるべき」は無意識に潜んでいて、私の中にもまだまだたくさん隠れているようです。そして私も誰かに「こうあるべき」を突き付けないようにしなければならないと思っています。














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