茶托問題とお茶の淹れ方
実家にはたくさんのお茶碗と茶托があります。
悩みは、お茶碗と茶托がどれも合わないこと!
服で例えるとストールと似た感じがします。
私はストールが好きでいっぱい持っていますが、どの服にも合わないストールがほとんどなのです。
数年前やっと気が付いてフィーリングでストールを買うのをやめました。
母は主に旅行先でお茶碗を買うのですが、茶托まで合わせた売り方はあまり見掛けません。なのでお茶碗だけ買ってきます。
実家にある茶托はもっちゃりとした昔風か、母が衝動買いした綺麗な花の絵が付いているもの。母が好んで買うお茶碗とはどの茶托も合わず、茶托に合うお茶碗も他にありません…
母が新しいマンションに持っていったお茶碗は、綺麗な花が描かれた発色の鮮やかな5色組みのもの。大振りで薄手の磁器です。先日、私が行った時に来客があり、お茶を出すのに茶托がありません「実家から持ってこないとねぇ…」なんて母は言いますが、以前からこのお茶碗に合う茶托は無いのです。
母の茶托問題を解消しようとネットで探しましたが、茶托って選択肢が少ないですね。メーカーや作家さんは「もっと茶托にこだわって欲しい!」と思ってしまいました。
こういうシンプルな茶托がベストかな?
4.5寸 光悦茶托 黒漆塗り 5枚セット
12cmの茶托ばかりの中、画像は大きめの14cm。
本漆でなくウレタン塗装です。
ウレタン塗装は使った事が無いのですが、なんとなく劣化しやすい気がするので。でも、技術も進化しているし丈夫なのかしら。
ソファとローテーブルでの日本茶は、いただきにくいなと密かに思っています…皆さんそうでもないのかな?訪問先でソファ席に通され、日本茶を出されると緊張します。
西洋のティーカップは持ち手があり、ソーサーで受けながらお茶をいただくので安定感があります。
日本は持ち手の無い食器文化ですので、お茶碗は両手で持ち、茶托は卓上に置いたままです。
お茶碗を戻す時には又、緊張する私。
実家にある茶碗と茶托。
カジュアルな土ものの陶器製。
茶碗と茶托ベストマッチとは言えませんが、とりあえず日本茶(左)と焙じ茶用。
近しい親戚や友人の準お客様用です。お食事の後や、和菓子をいただいた、コーヒーに飽きてきたなど。母が揃えたものをそのまま使わせて貰っています。
応接間(古い言い方!)は洋式ですのでコーヒーか紅茶を。近しい仲の来客ですとメインダイニングでお茶もお出しします。
お茶酔いしやすい私、日本茶は滅多に飲みません。
夫も煎茶など緑茶を好まず、玄米茶や焙じ茶なら飲まないでもない。
結婚後はお客様にお出しする機会も増えるので、これではダメだと思い、夫の母方の祖母にお茶の美味しい淹れ方を伝授してもらいました。京都町育ちの商家出の祖母ですから、日本茶嫌いの私も開眼した程の美味しいお茶をいつも淹れてくれました。私もどうせなら美味しいお茶を淹れたいと思いました。
夫の事務所や実家ではよく日本茶を淹れ、嬉しい事にお美味しいと褒めていただけます。
美味しいお茶っ葉は必須ですが、茶舗で相談しながら選べば良いと思います。
・急須に人数分のお茶っ葉を入れてプラス1匙。
気前よく茶葉を入れること。
きっと余らせるのがオチなので、気前良く!
・冷ましたお湯を急須に入れます。
玉露は60度、煎茶は80度と言われています。
でも、玉露は好き嫌いがあるので使いません。
抹茶入りの煎茶が淹れやすいと個人的に気に入っています。
・蒸らして3分〜5分、お茶碗に注いでいき、最後の一滴まで出す気持ちで出し切ります。
・また、お茶碗のお茶を急須に戻します。
蒸らして、お茶を茶碗にあけて、もう一度繰り返す。
・お茶碗に注いで足りない時は、お湯を足します!
大人数分のお茶を淹れる時も、濃いめのお茶を淹れて、お湯を足すと一気に淹れられます。お寺さんで教えてもらいました。
もうひとつの方法は、水出しです。
夏場は水出し煎茶を作っておきます。
濃いめに作って、水かお湯を足せばOK。
事前に分かっている来客なら、この方法は慌てなくて済むのでお勧めです。
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