鉄のフライパン

フライパンは何派ですか?
私は断然、鉄製が一番。

日本製の薄くて軽い鉄のフライパンを愛用しています。「堺刀司」の物で、包丁も愛用。一番上のフライパンはメーカーは忘れましたが日本製です。

日本には優れた製鉄技術があり、職人さん達が家庭でも使いやすい物作りをされています。新潟県も鉄製品が盛んですね。
日本人は身体が小さめ、海外の重いフライパンは使いこなしにくいのではないでしょうか?


フライパンをお祝いに

先日、母への引越し祝いに鉄製のフライパンを送りました。
テフロン加工を度々買い替えてきて、年齢的にホームセンターへ探しに行くのが億劫になってきたそうで、鉄製のフライパンを薦めたのでした。

テフロン製も鉄製と変わらないくらい重くなってますね。テフロン加工の最大のメリットは食材が引っ付かない事ですが、鉄のフライパンでも引っ付かないように扱えるなら、鉄の方が一生物ですからコスパは最強です。

コツは、よくフライパンを煙が出るまで温めてから火を切って、油を入れ、ちょっと間を置いてから具材を入れます。そうすると肉も魚もくっつきません。

鉄のフライパンは、店頭に並べている間の錆止め加工がしてあり、ピカピカと膜が張っていて、最初見た時は「思ってたような物と違う」と感じます。
これは使い始めに焼き切って保護膜を取る作業をして本来の鉄のフライパンになるのです。こわごわやると焼残るようで嫌気がさす人も多いとか…また錆止めが焼き残る原因に、コンロの安全装置が働いて温度が中途半端に終わってしまうこともあるそうです。

母に送ったフライパンは、その錆止め取りの工程を省いてから配送してくれるメーカーで、また数ある中で一番軽かった事と、持ち手が木製なのが選んだ理由です。
リバーライト 極 
24cmサイズは830gでけっこう軽いなという印象です。

またハンドルが取れるのならオーブンに入れられそう。


フライパンのサイズ選び

私が界刀司のフライパンを選ぶ時、手持ちの寸胴のガラス蓋にサイズを合わせ、サイズを決めました。径26cmです。その寸胴鍋は今はありませんが、蓋はしっかりと仕事しています。

フライパンの付属蓋は頼りない事が多いので、家で処分する鍋がガラス蓋なら取っておき、購入するフライパンなどに合わせると一挙両得です。ガラス蓋は中が見えるので便利ですから。
母も手持ちの蓋と合わせたサイズにしました。


夫の実家に眠っていた大きな中華鍋(28cm)も使いだしました。こちらも界刀司でした。
息子の食事量も増え、ちょうど中華鍋が欲しかったところで、これも手持ちのガラス蓋が合いました。


もう一つ鉄製と言えば、3年前にクラフト展で買った若い職人さんが作った四角い卵焼き器。持ち手がおしゃれで持ちやすく気に入っています。卵も引っ付くことなく綺麗に巻くことができます。


そして、持ち手の短い18cmのオムレツパン。目玉焼きやソーセージを焼いたりします。持ち手が短いのでオーブンに入れて焼いたり、そのまま食卓に出せるのが利点。


扱いのコツ

鉄のフライパンで肉や魚を引っ付かないよう調理するには、フライパンよく温めて、火を切った後に油を入れ、ちょっと間を置いてから具材を入れます。

フライパンをよく温めると言うのは、煙が出る一歩手前で、なんとなくゆらゆらとした空気感が鍋肌に見て取れるので、コツは掴めてくると思います。別に煙が出てもOKです。煙が出たら火を止めて5秒ほどクールダウンしてから油を入れます。
熱し過ぎると何となく油が嫌な臭いを放つので…

ちょっと間をおくとは秒数で言うと10秒足らずくらいでしょうか。具材を入れると激しい音がします。コンロの火をつけます。最初は中火より弱めの火でゆっくり焼きます。


油の量は、傾けたら油が流れるくらい。食材を滑らす目的ですから、途中で油が多いなと思ったらペーパーで吸い取ればOK。

私も慣れたとは言え、けっこうくっついてしまいます。そんな時は、粗熱が取れてからだと取れやすいです。早くしたい場合は、私はパレットナイフで強制的に…鉄製だから出来る事。

一つあると他にも便利なキッチングッズです。

後処理も簡単

鉄のフライパンは焦げ付きはしても後処理はそう面倒ではなく、手入れも実は簡単です。
鍋肌に食材がこびり付いたら、水か湯で柔らかくして金タワシでサッと落とすだけ。そして焦げ付きが酷ければ酷いほど取れやすいのが鉄製の特長です。

お湯でも良いのですが、水の方が油汚れはスッキリと落ちます。油は温まると広がるのですが、冷たいと固化して落ちるのでスッキリするようです。

金タワシは100均に数個入った商品があります。小さめなで家庭用には適当な大きさです。竹ベラで押さえながら洗うと手も汚さずにすみます。
あとはすぐに火に掛けて水気を飛ばして乾かすだけ。火で水気を飛ばせば錆びません。

油が取れきれず気になるなら、キッチンペーパーで拭き取ります。


日本メーカーお薦めの理由

海外製の2万円以上もする高級なフライパンを見ていると、油膜保護が大事、フライパンを育てるとか、野菜用や卵用と分けるなど、値段も作法も非常にハードルが高い印象です。

安価な日本メーカーではあまり堅苦しいことは言われません。
私は鉄製のフライパンで、煮物もしますし、茹でたり、揚げ物したり、万能鍋と言っていいくらい扱いやすく、焼き魚もアルミシートを敷いてフライパンで焼きます。

私のフライパンはプロから見れば育ってない状態かもしれませんが、あれこれ難しく考えなくても鉄製フライパンは使い勝手の良い、キッチン道具の筆頭だと言うことです。





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