子供の食器
息子の食事にプラスティック食器は一つも使いませんでした。私たちが使っている食器や、息子に合った物を選んだり、陶器製のうつわを専用にしていました。でも一度も割った事はありません。
離乳食が1歳半からと遅めだったからか、遊び食べもせず、テーブルの上も椅子のまわりも汚す事はありませんでした。
最近買った本に「子供にも陶器のうつわを」とあり「子供は食器を割らない。割れる時は、大人が洗い物した時がほとんどです」そう書いてあってその通りだと思いました。この十年で、息子が割った食器はひとつもありません。
もし、子供に陶器を使わせていて、投げたり落としたりして割ったとします。きっと次から割らないように気をつけるかなと思います。だけど割れないプラスティック食器なら、気兼ねなく投げたり落としたりするのではと思うのです。
息子専用のうつわ
九谷のお皿と、ただひとつ子供用にと買ったボール。
ボールは縁が中に折れていて、残り少なくなってもきちんとスプーンに乗せられる構造です。スプーンの出番が少なくてあまり活用できなかったのですが…
確かに内側に折れているだけでスプーンに全て乗っける事ができるのです!
汁椀は、息子用に私達と同じ作家ものを馴染みの漆器屋さんに注文しました。寒長茂さんの作品です。
一番上が息子用。
けっこう漆器が好きで、よく使っていましたが、40代になると手の乾燥が酷く、滑りやすいので、持てなくなった漆器が多くなってしまいました。
寒長茂さんの漆器は、木地が薄くて塗りが繊細で、温かなものを入れるとうつわがしっとりとするので落としにくい。
カレー用のお皿も九谷の作家モノ。
夫とお揃いで坂場圭十さんのものを注文しました。
右上は同じシリーズの私のお皿です。
私が好きになる器は昔から九谷が多いです。
漆器のメッカ、輪島も近いですね。
マグカップも陶器でした。
これは去年の地震で割れてしまいました…
珍しく子供っぽいデザイン、でもマグカップは子供らしいものをいくつか選んでいます。これは、把手に車が付いていて息子のお気に入りでした。
実家用マグはなんとエルメス。
歴代の孫が実家用として継承しているもの…なんて、きっと初孫のお祝いの品ですね。
実家ではこちらを使わせてもらっています。
でももう子供っぽいですね…ひ孫世代までしまっておこう。
幼稚園くらいになると同じ食器を使うようになり、息子専用の食器は一枚ものばかりで実家の食器棚(一番上に私専用のスペースがあります)にしまっていました。
最近、片付けていて見つけ、懐かしい気持ちに。
購入時に3人分を買うようになって久しく。
自然とそうなりましたが、改めて思うと、ちょっと寂しい気持ちになりますね。
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