ヘチマの帯枕



夏の着物は着ないと決めて、祭りの浴衣のみと心していました。
ふと数年前に手に入れたポリエステルの紗の着物、今回の音楽会で柄も曲目とピッタリで、これは着なければ!と、初めて夏着物に袖を通しました。

祭りの浴衣帯は半幅で文庫結びか変わり文庫です。
帯枕は使わないので、夏用とか一切考えていませんでした。

今回やっと夏の小物も気になり出し、年中使えると聞いていたヘチマの帯枕が欲しくなり…

軽くふわっとしているのでコンサートホールや観劇にもピッタリです。背もたれできるから!
着物は帯を潰さないように気を使うので、背筋ピンとなりがち。自分の帯より後ろの人に気を使うべきよね…といつも思います。もちろんヘアセットもです。歌舞伎を観に行ったら前に日本髪の芸妓さん(見習い?)が居て、ほんと困りました…

私は無駄に背筋よく胴も長いので、座るとけっこう邪魔な存在は自覚しています。それで観劇の着物は躊躇していました。

この背もたれ問題は、スポンジを枕にするなどの技があるようですが、どうなの?売ってるのも見当たらない。皆さん作っておられるようです。

だけど、ヘチマの帯枕で十分でした。

私のアヒル体型では薄めの帯枕が良いので、
薄いとレビューにあったこれを購入。
いい感じに薄いお太鼓になって満足でした。

またヘチマ製は何がいいかと言うと涼しいのです。
たぶん軽さもあるのでしょうが、天然素材のスポンジだからか背中の暑苦しさが軽減された感じしました。

軽いと言ってもどの帯枕も持つと普通に軽いです。
ほんの数gのことで「ヘチマ軽い!」と思いました。これは厚みのあるヘチマ帯枕も買おうかな?と思ったくらい使用感気に入りました。冬もヘチマで寒いことはなく、暖房効きすぎる室内ではかえってありがたいと言った記事も見ました。


そしてヘチマの帯板も購入しました。
帯板、地味に暑いですよね。
ヘチマは涼しい感じしました。
でもヘチマだからピシッと感は期待できません。
実際にピシッとしないので帯締めはキツくせず。
これは調節に慣れは要るなと思いました。
今回は帯が二重太鼓できるくらい長く、お太鼓に散々入れ込んでの帯締めだから、緩い結びでもお太鼓は脱ぐまで緩みなく行けたのだと思います。
帯板は帯によって選ぶかな?と言った感想です。
いろいろ着物を着て出掛けて試してみようと思います。







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