我が家にネコが家族入り


我が家で6月から預かりの子猫が暮らしています。

実母が保護猫を友人から託され、2週間程お世話していました。
友人宅の植え込みにいつの間にか居て、雨も降っていたし、親猫も見当たらず保護したらしい。犬2匹と女性一人が暮らすお宅で、子猫に慣れている母に連絡が来ました。


母から「特に顔が可愛い」と聞き、私達家族が子猫に会いに行った時には、ちょうど母の体調悪く、その足で暫く預かると連れ帰ったのでした。
元々は母も猫を飼うなら大人の保護猫を希望していたのもあって、年齢的に子猫のお世話は大変だったようで、成長したら戻すことで預かってきたのでした。


保護猫なので最初は下痢や蚤などで獣医にかかり、寄生虫いたりと問題がありました。まだ免許は返納していないとは言え、80歳目前の母、度々病院へ連れて行くのも大変です。私も運転は最低限にしてほしいと、子猫を預かった理由の一つ。

我が家に来てからも前脚の不調に続き、後脚を引きずるようになり、ネットで調べていると…
どうもベンガル猫の血が色濃いようなのです。

お世話して1ヶ月の間、私の知ってる子猫ではない勝手の違う子猫だなぁと、見た目も胴長で脚が大きく骨張っています。洋猫がいろいろ混ざってるかもね…と思っていましたが、脚の疾患からネット検索で「特にベンガルの若い生体に見られる」とあり、画像を見ると子猫はベンガルの容姿そのものでした。勿論、純血種ではない可能性は高いでしょうが、大きくなるに連れて、ベンガルの特徴が色濃くなっています。

手が特に大きい。身体の割には顔が小さい。胴長で骨格がしっかりしている。派手なマーブル柄。体型と性格ともに野生味が強い。

女の子なのですが、それにしてはガッシリ体型だなと思っていましたら…ベンガルなら納得です。
何故、雑種とは言え希少種のベンガル猫の血を引く子猫が放置されていたのか…保護してからも獣医の伝言板や貼り紙など気にしていたそうですが無く、狭い田舎なら情報もすぐ出てきますがそれも無く。


保護されて二週間後、毛がふわふわでメインクーンの系統っぽいなと言っていました。足も短く胴長で、マンチカン入ってるかも?と推察していましたがハズレていたようです…


小さな手のひらにも乗る子猫でした。

連れ帰って2日後の子猫、一気に3回りくらい大きくなりました…

一週間後、倍以上に成長して吃驚。
連れてきた当時はものすごい食欲で、飢餓感が消えるのにけっこうかかりました。もしかすると飢えで成長が止まっていた可能性もあり。

予想された子猫の疾患

特発性多発神経根障害、中枢神経である脊髄からムカデの足のように出ている脊髄神経の束(神経根)で原因不明の炎症などによる障害が起こり、歩様障害や四肢のしびれなどの症状が現れる病気
1〜2歳未満の若いベンガルに多い



1週間で症状は取れました。
少し前も前足に麻痺状態が出て3日で治る。
どちらも抱いたり触ると痛がって鳴いていました。
捻挫かな?と思いつつレメディを飲ませて様子見。

ベンガルは飼いにくいからと…

実は、犬を飼う前に息子がベンガル猫を飼いたいと言っていました。野生種との交配で飼いにくいと聞くベンガルだけは飼えないと言っていたのでした。
それが、限りなくベンガルに近い子が我が家に来るとは…

ベンガルを飼う人たちは「おっとりしている」と言います。確かに一緒に暮らして2ヶ月、どんどん動作が緩慢になってきています。来た当初はアグレッシブな子猫の激しい遊び方ではありましたが「けっこう鈍臭い子」の印象で、猫の身体能力80%くらい、今は脚が悪いのもあって瞬発力はゼロです。ふと、山猫と家猫の掛け合わせのため体型に無理が出ているのではと思わないでもありません。それで動作がおっとりしているのではと。気持ちは飛びつきたいが、躊躇しているのが見て分かるからです。

そして、よく噛みつきます…他のお宅のベンガルも噛み付くと聞きますので、野生種の気の強さ、本能が強く躾けの難しさがあるのではと思われます。
特に今は脚が悪いので猫じゃらし系のオモチャで遊べず、手のプロレスごっこがストレス発散になっていて、毛布で包んで素手で遊ばないようにしていますが…あまり意味がないような?大人になったら落ち着けばいいのですが。

毛布の下でそうっと指を動かすと、見えてないのに的確に目で追っています。この様子がやはり山猫の鋭敏な神経を感じさせます。

ベンガル猫は水に対して苦手意識がないそうで、水遊びも好きらしく、やはりうちの子猫も飲み水で遊んで盛大に水浸しにしてくれます…

ベンガル猫は抱っこされたり撫でられたりのスキンシップが苦手で、折角のベンガル猫特有のミンクのような皮毛を堪能できそうにありません。そう言えば違和感として、子猫ってこんなにツルツルの手触りだったかな?と思っていました。身体がとにかく液体のようにだら〜んとしているのも普通の猫以上です。

我が家のワンコとの仲…

母宅へ行く時に犬も連れて行きました。
犬はサークルにとりあえず居てもらい、猫とご対面。猫は何の躊躇もなく近づいていき、犬は吃驚して逃げていました。

家では、あまりにもの猫のアプローチぶりにたじたじの犬。逃げ回っていました…可哀想なので普段は別々に、たまに慣れさせるため合わせたり。

ご飯を食べてた犬、猫が来て食べ始め…人が近付くだけで威嚇するのに、子猫に皿を譲って、自分は床で食べていました。

犬は夏場はキッチンに居ます。
私がキッチンを出るといつも着いて来ようとしますが「今からネコのところ行くよ〜」と言うとスン…となって寝床に入って行きます…勘弁してって感じですね(笑)

さすが犬の本能で山猫の血が分かるのか、捕食される危機感があるのでしょうか?静かに猫への抵抗感を表しています。


我が家の猫

80歳になる実母がベンガルを飼うのは無理、母ももうこの子を飼うのは諦めました。
それで晴れて我が家の飼い猫になったのですが、普通の猫よりも山猫の血を引くベンガル猫は運動量を多めに意識すると良く、たくさん運動ができるようにキャットタワーや生活スペースを考えなければなりません。

けっこう大変でしょうね…
せっかく我が家に来たのだから、一生を楽しく安心して暮らせるよう尽力します!





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徒然なる暮らしのことを…

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