梅干しの天神様
今年は梅仕事をサボる予定でした。
それなのに、庭の梅の木が12kgも実を付け、否応無しに梅仕事を頑張ることになってしまいました…
収穫しながらの梅仕事は例年比べ物にならない大仕事でした。
シロップ4kg、梅干し6kg、2kgは知人へ。
毎年、綺麗な梅の実だけ梅干しにして夫の両親へ送っています。
梅の収穫時期は、朝早くから梅の木の下をチェックして、梅の実を拾います。日中も寝る前も欠かせません。虫と私、どちらが早く見つけるかの戦いです。
梅シロップは、まだ若いうちに落ちた実を集めて漬けていきます。500gたまったら…とか考えずに、数個ずつ測っては同量の氷砂糖を瓶に入れていくを繰り返すので、そう手間ではありません。青く固いので、石臼で軽く割を入れて、オリゴ糖やメープルシロップで漬けても美味しいし手軽です。
梅干しも、熟れて落ちる梅で塩を加えながら毎日数個ずつ追加して漬けていきます。
我が家には、そうして仕込んだ梅干しやシロップを、庭の梅からいただいています。
天神様はありがたくいただく
梅は食うとも核(さね)食うな、中に天神寝てござる
仁にはアミグダリンという毒性成分があり、
昔は食べてはいけないと言われていたそうです。
でも梅干しや梅酒に加工した仁は大丈夫で、
青梅はさすがに食さないほうがいいようです。
加工済みの仁も1日に1個くらいで。
薬効としても、それで十分だそうです。
私は疲れている時に1日1個食べています。
効能として血を綺麗にし解毒作用があります。
梅の仁の取り出し方
梅の種は硬く、金槌で叩けば仁まで潰れてしまうので、私は石臼を使っています。
手の平くらいの小さな石臼ですが、何かと重宝するキッチングッズです。
乾燥させた梅の種を1個入れて、力を加減して割るだけです。仁が潰れても自家消費だし気にしない。
コツは、下まで振り落とすのではなく、種の真ん中あたりで上へ引く感じでしょうか。慣れると力加減が分かってきます。
梅の種は実が少々付いたままで乾燥させてもいいし、食べた後に綺麗に洗って乾燥させても。
キッチンで自然乾燥させています。
ある程度たまったら、梅の仁を取り出します。
割った殻もお湯を差せば梅湯に。
下は取り出した仁です。
小瓶に入れて保管しています。
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