トイレのルール


女性は実家暮らしから一人暮らしになるとサニタリーストレスがなくなり、結婚して思い出すサニタリースペースでのストレス。

女性って、そう汚さないものです。
男性以上には。

夫に「トイレは座って欲しい」と要求したのは結婚してすぐのことでした。
30年前、座って用を足す男性は稀でした。

なぜ座って欲しいのか?
・座ってしてくれたら私の仕事が減る
・私の不快な仕事が無くなる
・飛沫は壁の腰高まで及ぶ
・便器外に垂れて、便器と床の間に染み込む
・便座にまで飛ぶ
・便座の上げ下げで手が汚れる
・その手で触ると汚染が広がる
・感染症の防止
・家の価値を下げないため

夫は、私の手間と衛生面を理解して、すぐ座ってくれました。
でも、男性としては他人に知られたくない事のようでした。
その後、私が引っ越しのたびに根気良くトイレを掃除し、すっかり臭いも消えて綺麗になったトイレを安心して使える実感から、座ってするよう男性達に言うようになりました。


どうやって匂いを取りのぞいていくのか、夫にも説明しました。
・壁をクエン酸水で拭く
・便器と床の接着部分にクエン酸水を染み込ませ、ペーパーで吸い取る。無色になるまで毎日繰り返す。
・便器内側もクエン酸水で根気よく汚れと尿石を剥がして行く。尿石が砂のように落ちる。
・便座を外して洗う
・ウオッシュレットはやれる所まで分解掃除する
・排水を浄化する(液剤を使う)
・タンクも浄化する(内側を洗ってカビ取り)

かなり大変な作業で、掃除中はとても不快です。
見知らぬ前の住人の汚れですから。
使い捨てのゴム手袋とゴミ袋を用意して、あの手この手と私の培った掃除スキルで浄化していきます。
でも、そのまま使う気にならないので我慢して掃除します。

そして、トイレ内の簡素化も伝えました。
・3〜5点セットのトイレカバーは使わない
・トイレに本を持ち込まない
・飾り物は一切しない(絵とか)
・スリッパの代わりに「すのこ」

夫はトイレに篭りたがるので、共同生活しているなら気遣うべきだと言いました。
もし長居するような時は最初にお伺いを立てること。私がそろそろ用を足したい時もある、当然の気遣いです。


お客様に対して

お客様用には簡易スリッパを用意してあります。
(室内用も簡易スリッパをお出しします)

我が家は汚物入れも置きません。
人様のお宅に汚物を置いて行く神経が理解できないので…私は公共トイレでも自分で持ち帰っていました。

来るお客は本当に親しい人のみ(泊まりに来るような)なので、滞在するなら普通にスリッパを置いたり、汚物は私と同じく防臭パックに入れて生ゴミ扱いで捨ててもらいます。
今まで困った事はありませんでした。


トイレを初期化すると…

その後のトイレ掃除は毎使用の小掃除ルーティンでわざわざ家事としなくても綺麗が保てます。

便座を上げてサッとペーパーで拭き上げます。
手を洗ったらペーパータオルで拭いた後、あたりを拭いておきます。水栓はいつもピカピカ。

床は一日一回モップで拭きます。
これ、男性陣が立ってしないので出来ること。

掃除と言えば、週一くらいで便器内を軽くこするだけ。(洗剤無しです)
気になった所は気付いたらサッと綺麗にしておきます。例えば窓枠とか、ドアの隙間など。

実家は土足なのでまた違ったルーティンですが、マンションではこんな感じで家事レベル1の範囲内です。


前回の自宅マンションを改装した時、大工さんに撤去したトイレを貰っていいかと聞かれました。
家のトイレと交換すると言うのです。
50年前の他人が使っていたトイレですが、入居後いつものように浄化し倒したから綺麗だったのでしょう。陶器ですからね、磨けば古い物も綺麗にはなるのかも。



MONOlist

徒然なる暮らしのことを…

0コメント

  • 1000 / 1000