着物沼らしい


また着物熱が再燃してオークションをよく覗くようになりました。
購入は夫がしてくれるので、ワンクッションあるから衝動買い防止になって、とてもありがたい。

オークション購入のモットーは、
本当に欲しい物を吟味して入札する事です。
無駄に競り落とさない、肝に銘じています。


ネット着物選び

ネット購入に一番必要なこと、
それは画像から本当の色を推理する能力!です。

自然光で撮っている画像はけっこう信用できます。
詳細に色味の記載があるのも参考になります。
自分のスマホ画面の明るさもチェック。
(夫と私の画面の色調がけっこう違う)
そして光が強い画像は少し暗めの色
暗い雰囲気なら明るめを想定していると失敗ないように思います。

それでも失敗はたまにあり…
落ち着いたベージュだと思ったら実際届くとピンクが強いベージュが2度、グレーのみの色調だと思ったらピンクが入ってたり…そのサイトはピンクが出にくい画像でした。

お迎えする着物や帯の吟味の仕方ですが、
まずは画像と肌を重ね、似合うかどうかチェック。
私はブルベ肌で、ピンクや黄色が似合いにくい。
悲しいかな、着物の色味はブルベに合うものが少ない気がします。そのせいか、私が欲しい物は人気があって、けっこう集中しやすいのです。

背が高いので、サイズ的にゾーンが狭い。
対丈で着るならと購入する物もありますが、基本的には身丈は160cm以上です。

色味とサイズが合えば、気になる出物はスクショして加工、メモ機能などに落としてじっくりと考えます。スクショはあまり良い行いではないらしいけれど…

着物や帯を並べて見ると、必要かそうでもないか
客観的に判断つきやすくなります。
着物が似合っても、手にする帯に合う物がなければ、却下です。


それでやっと入札して、値段に見合えば落札を頑張ります。



最近購入したオレンジ色に黒の羽織り。
手持ちの着物と帯を見繕って
アプリのレイアウトを使って画像に落とします。
この画像を何度も見て、羽織の購入を決めました。ここから帯揚げなどの小物を揃えていきます。

らしくない着物や帯をうっかり買わないように、
平置き画像を作って自分が着ている姿を思い浮かべます。




着物と帯を画像でいろいろ合わせてみて…
右の着物だけ手持ちの物で小6の時の中振袖です。今の年齢で着るには合わせる帯が難しく、長く考え中で、まだ帯は購入に至らず。お正月に着たい。
真ん中は手描きの柄が気に入って、難あり表記で安かったけど、ダメ元で購入。画像より実物は綺麗で掘り出し物でした!
左は画像の着物は単衣の鬼縮緬で、暑い5月や10月ごろの袷の時期に着るには良いなと購入しました。画像のエメラルドグリーンに白い帯が似合いそう。



手元に届いた着物や帯を実際に合わせてみます。
画像で見た着物の色調が実際は茶系が濃く、合わせる予定の帯としっくりきません。でも他の帯といくつか合い、画像の鮮やかなグリーンが派手かな?と思っていたので、年齢的に落ち着いたコーデに仕上がり、かえってよかったです。
この2パターンは4月下旬の音楽会に着ていく予定で合わせ、結局は大雨で洋服にしました…残念。


何を選ぶか絞る

私好みは少し野暮気味に着たく、性格的にキッチリとした雰囲気が苦手なのと、和洋関係なく昭和初期のアンティークを好むのも理由かもしれません。

雑誌に出てくるような洗練されたコーデは似合わない、正装も似合いにくいので何かの時は困ります。
逆に着物にサボやブーツを合わせるのは私らしい。
何が似合い、自分らしいか、考えます。
私は可愛い系も好きだし、格好いいコーデも好き。
でも可愛い系は顔とのギャップが、格好いい系は一歩間違えるとオジさん系に、客観的に判断して気をつけています!


旧着物民は令和化できるのか

ここ数年、着物コーデの自由度が上がりました。
格式に捉われず楽しめばいいのではと多くの(隠れ)着物好きが思っていたことです。
TwitterやInstagramを見ていると、皆さん自由自在のコーデを楽しんでいます。特に若い世代!何でも挑戦できて羨ましいです。そしてどの年代も着物にはまると(沼ると言うらしい)自分で着付けを頑張って、失敗に気付いても次こそは…とポジティブです。

思えば、なぜ着物はルールに縛られてしまったのでしょうか?昭和の呉服商戦が始まりだと思います。
格をつけて、箪笥の着物の枚数を増やす…
柄行の先取り、袷と単衣、この異常気象では考えても無駄なことです。
それが楽しい人はその世界でどうぞお楽しみになって…

私も私なりの着物ライフを楽しもうと今年から復活です!

MONOlist

徒然なる暮らしのことを…

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