卒入学式と母の着物コーデ


子どもが小学校を無事卒業しました。
幼稚園は長く感じた3年でしたが、
小学校はあっという間の6年でした。
入学してから子どもと居る時間が少なくなり、
中学受験の塾へ通いだすと更に子どもとの時間は減りました。

子どもと居る時間が少なくなる程に、親の時間は経つのが早くなる気がします。
そろそろ私の時間を作らなければ…
あっという間に人生が終わる予感です。


今年もコロナ禍で簡素化された卒業式でした。
保護者は1名のみの出席、
そして生憎の大雨。
そういえば6年前の入学式も土砂降りでした。
息子がかなりの雨男体質だからか…すみませんという気持ちです。


卒業証書授与式では、ひとりひとりが将来の宣言をしたあと、証書をキビッと受取ります。
もれなく全員がハキハキ堂々とした大きな声で、
日本の未来への頼もしさを感じました。
この状況下で2年も過ごしたにも関わらず、なんと日本の子どもは希望に満ち満ちているのでしょう。
情報に振り回されてくさくさとしている大人達は、目を覚まさなければなりません。


小学校は私服、子供たちはフォーマル着用です。スーツが多いですが、男女共に袴姿の子どもがけっこういました。まだまだ幼い子どもたちの袴姿の愛らしい事!そして子どもたちのフォーマルは眼福でした!未来の希望を観ました。



私は着物で出席しました。

裏葉色の色無地(縫いの一つ紋)
桜柄の袋帯(深緑に錦糸刺繍)
金茶色の帯揚げ(ラメ入り)
錦糸入り薄灰色の帯締め
カレンブロッソ/カッパーゴールドの草履
渋いビーズバッグ
ゴールドのストール
卒業式は子供が主役、親は控えめを心がけて、
ちょっと地味過ぎる?と思わないでもないけれど…

大好きな桜柄の帯です。錦糸とラメでけっこうキラキラしてますが、深緑に抑えたピンクの刺繍でシックな雰囲気。そして卒業式には桜柄です。

そして、この日は大雨で気温が低く、コロナ対策で体育館の窓と扉は大全開で、かなりの寒さでした!
羽織りを掛けてくれば良かったと後悔…ストールでは震えました。


本当は、着物で行くのを息子は嫌がりました。
「周りと違う格好で目立って欲しくない」
と、言うのです…
確かに着物のお母様は年々少なくなっているし、
天気予報は雨、より着物を避ける人が多いと予想。
私を入れて80人中3人だけでした。

せめてものと息子好みの色合わせ、落ち着いたグリーン同系色コーデにしたのでした。
思ったとおり「着物よかったよ!」と、帰ってきて笑顔で褒めてくれました!

どんな着物姿を想像していたのか…(成人式で見かけた振袖を想像してたらしい)


これで今後の息子セレモニーは、着物で通せそうです。


入学式へ…

4月の新しい門出のお式に相応しく、春らしい明るい着物を、卒業式より少しランクアップした装いを意識しました。

これは実母お下がりの着物です。50代の時、歳下の友人の結婚式で誂えたそうで、今の私にも似合うはず。と思ったら、写真で見ると、母と激似でひっくり返りそうになりました…

錦糸で派手なはずなのに、落ち着いた雰囲気が大好きな礼装用帯です。

この日は雨はなんとかもって、寒さもそう感じずでちょうどいい気温でした。

中学校は、クラス写真を親も一緒に撮りました。
他の着物のお母様は春らしいパステル系でしたが、出来上がった写真を見ると、色が飛んで白っぽく写っておられ…私の着物は地味な黄色、しっかりと色が写っていたので良かったです。


卒業式は美容院で着付けとヘアアレンジしてもらいましたが、今回は知人に家まで着付けに来てもらいヘアアレンジは無し、よってウイッグにしました。

今はヘアドネーション後の適当なボブで、私の未熟なブローだけでは跳ねそう、白髪は放置、ヘアアレンジも下手。そんな私にウィッグは便利です。
実はものすごく安くて…3000円弱でした。



しかし…いつも写真を撮る段になって思う、
着て直ぐに撮れば良かったと!
脱ぐ前に気付いて慌てて撮るので着物がよれよれ。
式後に写真館で撮り、やっぱりよれてます(汗)






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